●個性的な訪問内容
職員からその日訪問する患者、施設利用者のリストをもらいます。伝達作業がすむとさっそく付き添いの担当職員と一緒に各病室へ訪問をはじめます。
*個人情報を厳守します
病室で各患者の状態(病気、社会的、家族との関係)へ必要性に合わせ瞬時巧みに即興で個性的なシナリオを描き演じます。その日の芸の内容を提案し決定権をもつのは常に患者、施設利用者です。クラウンの演技は患者の生活を取り巻く環境を配慮したユーモラスなシナリオに音楽、優しい歌、曲芸を交えながら進行していきます。
廊下、エレベーター等施設内
どの場所でもクラウンは
出会った人々に即興劇を
見せながら移動します。
サロンでは遊ぶ子供たち、くつろぐ利用者の前に登場します。クラウンの芸を見ていただいたり参加していただける場所です。時には即興で歌いだした歌が輪を広げ最後は皆で大合唱になることもあります。
クラウンの存在と観客がその場所に融合すれば全てが可能になり、何にも代えがたい一体感が生まれるでしょう。
●ダイナミックなチーム
クラウン(俳優)たちは俳優として演劇教育を受けたのち、クラウンとして劇場での多様な舞台、演芸場、カフェテアトル、大道芸にて長年の経験と実績を持つクラウンであり、ドクタークラウン育成クラスを修学しています。
定期的な訪問
年間定期的に訪問することを努めます。この定期的な訪問は患者、利用者にとって大事な時間の目安になります。クラウン訪問は患者、利用者の日常に溶け込んだ、しかも特別な時間なのです。
●クラウンは医療現場で育てられる
訪問クラウンは医療現場という特殊な環境で、施設内や治療の現場にて観客(施設利用者、家族、職員)を前に演技をします。クラウンはこの特殊な現場に対応できるよう、仕事を開始する前に医療的な、芸術的な特別な教育を受けます(ドクタークラウン育成研修)。更に外部からの指導者を招き行われるクラウン研修を受け、常に質の維持と向上の研究に努めています。
●医療現場にクラウンの場所が
クラウンは治療専門医ではありませんが、まず第一に患者の幸福を考える意味で職場で働く職員チームと補完性を持っていると言えます。職員チームとのコミュニケーションを築き上げながら、笑いというお薬で治療するのがドクタークラウンの役目です。