看護師室で伝達作業
職員からその日訪問する子どもたち、施設利用者のリストをもらいます。伝達作業がすむとさっそく付き添いの担当
職員と一緒に各病室へ訪問をはじめます。
各病室へ
病室で各利用者の状態(病気、社会的、家族との関係)へ必要性に合わせ瞬時巧みに即興で個性的なシナリオを描き演じます。その日の芸の内容を提案し決定権 をもつのは常に子ども、利用者です。クラウンの演技は患者の生活を取り巻く環境を配慮したユーモラスなシナリオに音楽、優しい歌、曲芸を交えながら進行し ていきます。
移動時
廊下、エレベーター等施設内どの場所でもクラウンは出会った人々に即興劇を見せながら移動します。
サロン

サロンでは遊ぶ子どもたち、くつろぐ利用者の皆さんの前に登場します。クラウンによるショーを見ていただいたり参加していただける場所です。時には即興で歌いだした歌が輪を広げ最後は皆で大合唱になることもあります。
クラウンの存在と観客がその場所に融合すれば全てが可能になり、何にも代えがたい一体感が生まれるでしょう。
伝達作業の大事さ
各訪問時にクラウンは医師や職員からその日訪問する全ての利用者の状態の伝達作業が行われます。このインフォメーション(病気の進行度、精神状態、家族の様子、雰囲気や機嫌等)によりクラウンは子ども、利用者の状態に合った即興劇を創ることができるのです。
* 情報伝達は個人情報保護法に基づきます。
デュオ(ふたり組み)クラウン
伝統的なサーカスに習って、訪問クラウンもいつも決まってデュオ(ふたり組み)で廻ります。理由は2人組みで芸が活発化しやすいことと、困難な場面に遭遇した時も常にクラウンの仮面を外さずに創造的でいられるように。
チーム
クラウン(俳優)たちは俳優として演劇教育を受けたのち、クラウンとして劇場での多様な舞台、演芸場、フェスティバル、大道芸にて長年の経験と実績を持つプロのクラウンであり、ドクタークラウン育成、心理セラピー学を修学しています。
定期的な訪問
年間定期的に訪問することを努めます。
この定期的な訪問は子ども、施設利用者にとって大事な時間の目安になります。クラウン訪問は病院、施設の日常に溶け込んだ、しかも特別な時間なのです。
クラウンは医療現場で育てられる

訪 問クラウンは医療現場という特殊な環境で、施設内や治療の現場で観客(子ども、利用者、その家族、職員)を前に演技をします。クラウンはこの特殊な現場に 対応できるよう、仕事を開始する前に医療的な、芸術的な特別な教育を受けます(ドクタークラウン育成研修)。更に年に数回、外部からの指導者を招き行われ るクラウン研修を受け、常に質の維持と向上の研究に努めています。
医療現場にクラウンの場所が!
クラウンは治療専門医ではありませんが、まず第一に子ども、利用者の幸福を考える意味で職場で働く職員チームと補完性を持っていると言えます。職員チームとのコミュニケーションを築き上げながら、笑いというお薬で治療するのがドクタークラウンの役目です。